車を運転しててヒヤリとした事って誰しもあるかと思います。
ヒヤリハット。

いえ、帽子の話ではありません。道路工事による車線数減少時に起こる誘導にまつわる話です。
それは急な上り坂の後にすぐ下る様な二車線の道路での出来事でした。
そこそこの傾斜がある道路を上りで運転している時って、その先の景色というか道路を目視できないじゃないですか。
私は50km位で右車線を運転していたのですが、山の頂点を超えて下り始めたその先で道路工事が行われていたんですよ。
もちろん道路工事の手前には交通誘導員の方がいて、私の車を左車線へ移動するよう促していたのですが、今回は誘導開始の場所が問題なんです。
私の体感なので正確性は欠けますが、50kmそこそこで運転していて、交通誘導員の方を目視した時点での誘導員と私の車の距離って40m位だったと思うんです。
真っ昼間に法定速度で運転していてヒヤリとするっていうのは、工事をしている今回の様な地形においての、そもそもの誘導員の配置場所がまずかったのではと考えています。
上りの時点で、下り始める前に、つまり山の頂点付近に、立て看板なり誘導員をまずは配置しておかないと危ないですよね。
工事の現場から数メートル先に立て看板なり誘導員を配置しなければならないみたいなルールがあるのかどうかは知りません。
知りませんが、ルールによって今回の誘導員の配置になったんだとしたら、今日誘導してくれた方はそのうち大怪我すると思いますし、下手したら死亡事故になるでしょう。
配置のルールがあるとして、それを現場レベルで柔軟に変えられるのであれば、現場責任者か誰かが現場を見ていなかったんだと感じました。
他に私の知らない何らかの縛りがあるのかもしれませんが、年イチレベルのヒヤリハット。

いえ、帽子の話ではありません。
昔、実家のトイレに、父親がトイレで読む用の雑誌が置いてありましたが、その雑誌の中に【クロサワ】ってタイトルだったかどうかは忘れましたが、そんな漫画が連載されていました。
麻雀漫画【アカギ】と同じ作者だったと思いますが、その漫画の中で交通誘導員の話が出てきましてね。
この強烈なコーナーの出口に配置されている俺(交通誘導員)はマジで危ない状況なのではないだろうか?
死を覚悟…
みたいな描写があったんです。
トイレでしか見たことがない曖昧な記憶ですが、たぶん今回は地形は違えど同じく危険な状況だったのだと思います。
もし雨が降っていて視界が悪かったら…
もし私が法廷速度以上で運転していたら…
もし…もし…
もし、上記の様な【もし】が重なったら、今回私を左車線に誘導してくれた交通誘導員の方は【クロサワ】になっていたのかもしれません(主人公クロサワが死んだかどうかは知らん)
現場や誘導員さんを仕切る方々は、悲惨な事故が起こらないよう、ぜひ一度考えてほしいなと思った日でした。
被害者も辛いけど、加害者も辛いぜよ!