オーディブルでビジネス書を聴きまくってたら数百万の資材を超格安で購入できる事になった話

未分類

最近はもっぱら厳しいですね。

お金の話ですよ。

物理的ゴミから片付けた

隠したいものを隠す体制が一度できてしまうと、いつの間にか嘘の上塗りというか、ゴミの上にゴミが溜まっていくようになるようです。

なのでまずは物理的な話ですが、家とお店を2週間ほどかけて大掃除しました。

2週間かかった理由としては私は普通に働いていて、まとまった時間が取れなかったのが一つと、特に家では私以外の家族の持ち物もあり、空いた時間に捨てるかの判断を家族にしてもらわないといけなかったからですね。

家に関してはまだ完璧にとはいきませんが、私が考えている7割ほどは完了したのでまず安心。

お店に関しては、断捨離的なものはもちろんですが、掃除をしやすい環境を整えたりしました。

また、掃除箇所を10数箇所に区分けして、その場所を2-3名が担当することで、各場所への掃除の参画意識を高める的な事をスタッフが考えてやってくれ始めたおかげで、キレイな状態が当たり前くらいになり始めたところです。

私個人的な物理的隠蔽体質の改善はかなり急ぎ足ですがうまくいったように感じます。

精神的なゴミの片付けマジで難しい

もう一つ大事であり、超難しいのはメンタル的な隠し事体質ですよみなさん。

これってほぼ誰にでも当てはまると思うのですが、知られたくない事は隠したいんですよね。

私の例え話でなんなんですが、ハゲ始めたなと感じた20代半ば頃なんですけど、長髪にして薄毛部分を隠すように髪を縛ったり、帽子やタオルを被ったりとハゲ隠しのオンパレードでした。

ハゲを隠す事に努力を惜しまない。

しかし、隠し続けるって生きるにあたって弊害なんですね。

友達と温泉に行っても頭を洗ったらハゲがバレちゃうみたいなくだらない心配事が増えると、自ずと行動が規制させるんですよ、書いてて恥ずかしい。

そんな生活が窮屈すぎたので、家で夜に酒を飲んでいた勢いでバリカンで剃りました。

変な修正が効かないように真ん中からバリカンを入れて丸坊主にしたら、横で嫁さん大爆笑してまして。

私のハゲカミングアウト、それにバリカンで実際に実行に移すのにどれだけの勇気が必要だったと思ってんだ!と少し言いたくなりましたが、あの場では嫁さんの大爆笑が正解だったんだと今なら思えます。その時の嫁爆笑してくれてありがとう。

カミングアウトを一つするって事は秘密、隠し事的な事が一つがあるわけで。

めっちゃ難しいと感じるのがメンタル的なカミングアウト。

今回のテーマ「もうそんなにお金ないよー」です。

自転車漕ぐしか能がないやつにくる場違いな話

お店、「おー、一生懸命自転車漕いでるなー」と自分でも思います。

他人の仕事の内情なんて知りませんが、私は自転車を漕いでいますよ今も。

そして、他人は私が一生懸命自転車を漕いでることなんて知ってるはずもないので、一組織のトップとして、つまり私が潤沢な男という前提での話が始まったりします。

そこそこのお金が動くような話を持ちかけられたところで、「今はあまり興味ないかな」的な感じでのらりくらりと、ハゲ隠しの帽子を被るように話をかわすわけですね。

相手の私に対する潤沢像をなるべく裏切ることなく、そして私が自転車野郎であることを悟られないように話をはぐらかす始末、書いてて恥ずかしいわこんなの。

そして、ようやくタイトルに戻るのですが、ビニールハウスの資材買取の話がきました。

私、現在は小さなビニールハウスで水耕栽培でトマトを育てていて、友人知人はそのことを知っているので今回この話が来ました。

買取の話が来たビニールハウスは現在まだ解体してないのですが、専業の農家である友人の敷地にもないほどの、幅7m(4間)ほどもある超大型なビニールハウスです。

金額はあえて書きませんが、新品購入であれば数百万とのこと。

年数は経過しているのでその通りの額面にはなりませんが、それらの資材を数%ほどの金額で譲ってくれる的な話だったんです。

しかし残酷な事に、話を聞いたその当日中に買うかどうかを決定しないと、翌日には雑品屋が解体を始めてしまうらしい。

そもそもすでにハウスの持ち主は雑品屋に解体をお願いした後なので、そのビニールハウスを買いたいとなれば、雑品屋と直接交渉しないといけない段階だったのですね。

そんな中、潤沢と思われている私は、友人と一緒に現地に言ってビニールハウスを視察させてもらいましたが、正直言って喉から手が出るほど欲しいと思いましたし、なんならちょっと手が出てたかもしれないです。

視察後、帰りの車内で友人と買うか買わないかの話になった時に、私はまた心理的な帽子を被りながら「買うことを嫁さんが納得してくれるかなあ」などとつまらない言い訳を並べていました。

隠さない方向への舵取り会議

買取の話を聞いた夜は、ビニールハウスが欲しい件と、ハゲの時と同様見栄みたいなものを捨てきれずに自転車野郎なことを言ってこなかったのかを後悔しましたよ。

大酒飲みなんで、その夜も酒飲んでましたが、嫁さんと喧嘩ギリギリの綱渡り的話し合いをして、金がない時は金がないとはっきり言うという方針に二人で舵を切り始めました。

その流れで、夜の話し合いのあと友人に電話をし、今回のビニールハウスの話は死ぬほど即決したいけど、翌日翌々日に数百万円の数%を用意できそうにないと伝えました。

そもそもここ数年でお金の余裕があったことなんかなかったし、お金には困ってない的な見栄を張っていたんだよとまで伝えました。

ここで人生2度目のカミングアウトです。

人生って何回もカミングアウトしなくちゃいけないんですね。みなさん、カミングアウトしてますか?

そんな重たい話を一方的に友人にしたところ、その友人は「俺も金はそんなにないけど、俺は農家だし、あのビニールハウスはモノも良いし、今手持ちがないなら俺が立て替える感じでもいいよ」と言ってくれた。

「お前が使わなかったら俺使えるし」のように、私の逃げ道まで考えてくれてるような神発言。

ああ神よ。

ああ神。

いやいつになったらオーディブルの話出てくるのよって事なのですが、嫁さんから「お金きっつー」的な事を聞かされた時期から、もう一度勉強しようと思ったんですよ。

隙間時間に勉強し始めた

15年前くらいの創業当初はハマったかのようにビジネス書を含めた本を、仕事をしながら月50冊くらいは読んでいたのですが、いつの間にかやめてしまっていました。

インプットとそこで得た知識みたいなものは何年も前にすでに底を尽きていたんですね。

そんな事に気づかずに、私は凝り固まった頭と、その場しのぎにもならない陳腐なアイデアで過ごしてきまして現在に至ります、どうも、始めまして、空っぽ人間ですけど何か?

スタッフと嫁さんが一生懸命やってくれているおかげで、僕は裏方的な仕事を一人ですることが多くなったので、ようやくオーディブルですよ、聴く本の出番ですね。

オーディブル体験がなかったので、まずは昔読んだことがあるようなミステリー小説を聞くところから始めました。

結果、お店の掃除とか仕込み、家事で言う皿洗いなど、頭を使わない単純作業とオーディブルの相性は抜群でした。

小説の続きを聴きたすぎて、夜中まで掃除できる場所はどこかないかと探し回る掃除モンスターになっていた日もあり、オーディブルと冒頭の物理的な掃除の時期は被っていたりいなかったりします。

お金はあまりないし、小説ばかり聴いていても本末転倒なので、聴く本に慣れてきたところでようやくビジネス書や自己啓発系を聞き始める事にしました。

しかし、やっぱりそれ系の本はなかなかきつい。うん、きつい。

流し聴きなので、全てを聞いてるわけではありませんが、ビジネス系の本10冊20冊30冊分を聴いていると、「この内容って前の本でも同じような事言っていたな」となるもんです。

表現方法が違うだけで、共通点は多くあるなあと。

そして、数十冊のビジネス書を聴いていると、未だ行動には移せてない部分がほとんどですが、ある場面に遭遇した時に、数十冊の共通項が頭に浮かんでくるようになったんですよ。

心身に浸透なんて全然してませんが、本の共通項を意識するような状態になっていたのだと思います。

久しぶりの勉強を再開し、考えが変わり始めた時期、しかしハゲ隠しの帽子を脱ぎきれていない状態の時にビニールハウス買取の話がきたわけですね。

で、吹っ切れて人生2度目のカミングアウトしたら、まずは友人が嬉しい言葉を投げかけてくれたと。

気づけばトントン拍子に物事が決定

友人の言葉心強かったです。

そして、翌日私一人で現地に赴いて雑品屋と交渉しに行くと、ハウスの持ち主がすでに雑品屋とある程度まで話をつけていてくれて、想定よりもう少し安い金額で良いと言ってくれたと。

交渉の為に現地に向かいましたが、当日は雨で雑品屋も作業にはきておらず、交渉することもなく、準備していた言葉を発することもなくあっさりと話は進みました。

その後、持ち主の方と小一時間、ビニールハウスの中で雑談をしたのですが、「こういった話は決まる時にはどんどん決まるもんだ」的な内容が印象に残りましてね。

私個人のイベント的にはかなり凝縮された二日間だったのですが、二日間を私なりに要約すると

  • (姿勢)お金に困ってないと振る舞っていた
  • (前日昼)ちょいお金かかる良い話がきた
  • (前日昼)話に乗れる資金がなかった
  • (前日午後)悔しかった
  • (前日夜)嫁に相談しカミングアウトしようと決心した
  • (前日夜)友人にカミングアウトした
  • (前日夜)友人が応援してくれた
  • (当日)交渉に行ったら持ち主が解決してくれていた

みたいな感じだと思います。

今回の件に至っては、自分で振り返ってみても偶然性が高いなと思いますし、ここの文章に出てこない人たちが大勢関わってくれた末の結果ですよ、私はただの自転車野郎だし。

それと、この件が順調に進んでいるだけで、現状の厳しさは何も変化してませんけど何か?

カミングアウト時って基本その時底辺だからあとは追い風しか吹かない

さておき、今回私は色々とフリーライドさせていただきましたが、オーディブルで再度勉強を始めたすぐそばから急展開になった因果を、しばらく頭から切り離せないような気がします。

臭いものにフタ的に、物理的な整理整頓からだとしても、それを始めなかったら勉強もし始めなかったように思います。

危機感に直視しなかったら精神面、金銭面のカミングアウトもしなかったんじゃないかなと。

カミングアウトしなかったら友人の助けの言葉も聞けなかったし、そうなるとビニールハウス資材を買うまでは当然いかなかったはずです。

勉強する手軽なきっかけがたまたまオーディブルだったのですが、それはアマゾンありがとう。

ここでの登場人物にはもちろん感謝してますし、ここで出てこない人にも助けられてたと改めて感じました、感謝です。つまりあざすです。

現在私41歳ですが、目まぐるしい変化に知恵熱でそうなので、知恵熱で入院したら迷惑ついでにお見舞いに来てください。

私なりに楽しみながら仕事した結果、それがまずは関わってくれている方々への恩返しにつながるように行動しますので、今度ともよろしくお願いします。

最後となりますが、今が人生の底辺だと信じており、これからは弱風ながらも追い風が吹きそうだなと思っているだけです。

問題は何も解決していませんが、気持ちは上向きです。

嫁さんと綱渡りの喧嘩は毎回しますが、翌日にはもっと良い方向で話せている状態になっているというのが通例であるとも付け加えておきます。

現場からは以上です。

タイトルとURLをコピーしました