海外で特にスポーツ観戦をしながら食べられるのがバッファローチキンという料理です。
鶏の手羽中や手羽先、もも肉を揚げたものにタバスコやブルーチーズソースなどを混ぜたものをぶっかけて食べるすっぱ辛い料理です。
発祥はバッファローっていう場所(アメリカのどこか?)で、パブに来店した腹を空かせた泥酔客がマスターになんか作ってくれ!とお願いしたらしく。
大した調味料を揃えていなかったマスターは適当に鶏肉を揚げ、そこら辺の棚にあったタバスコだとか冷蔵庫にあったブルーチーズとかを混ぜたりしながら適当に作った料理がバッファローチキンです(諸説あり、調べ適当)
しかしその適当料理が泥酔客の胃袋を掴み、そして今となっては伝説と化した料理がバッファローチキンウィングです。
そんな適当料理バッファローチキンですが、自分で作って食べてみようと思ったんですね。
とても便利なインターネットを駆使しましてバッファローチキンのレシピを調べ、材料を買ってきて、タバスコを始めとする材料を買ってきて食べてみたところどハマりした訳です。うますぎ。
そこで当店でもバッファローチキンを提供したいと思い、現在提供されている「からあげ」にバッファローソースを絡める形で似たものを作ろうと考えました。
が、ここで大問題が発生。
タバスコが高い。
ちょびっとしか入ってないのにタバスコが高い。
なのにバッファローチキンにはタバスコ大量に使う。
ですのでとても便利なインターネットを駆使しましてタバスコのレシピを調べ、材料を買ってきて、一味ベースで仕上げたものが当店のバッファローソースです。
そこで問題が発生。
商品の名前をどうしたら良いのか?
いきなり面と向かって「バッファローチキン」なんて言われてすぐさま理解できる人の割合は全人口のおよそ23%しかいません(当社調べ)
一味ベースで似たような味には仕上げられたものの、あのすっぱ辛くコクのあるあの味をどう商品名で表現するのが正解なのか三日三晩寝ずに考え続けました。
どうしてもこの味を残りの人口77%に知ってもらいたい。
そしてとうとう結論に至りました。
その名も…
からあげタバスコバター味
この商品名を採用してから店内で注文された記憶が一切ないのは私だけでしょうか?
タバスコを使っていないのにタバスコという名前を借りてまで捻り出した商品名だったのですが、名前のせいなのか誰の心にも響いていません。
一度食べていただければわかる人にはわかる味です。すっぱ辛いが好きであれば必ずハマる味なのですが、私のセンスの無さゆえに「からあげタバスコバター味」の活躍の場が全くないのが現状です。
どうか救ってあげてください。
現場からは以上です。