チンチロリンハイボールって知ってます?
- サイコロを2個振って、1と1のゾロ目であればメガハイボールが無料。確率は1/36。
- 2ー6のゾロ目であればハイボールが無料。確率は5/36。
- 出た目の合計が偶数であればハイボールが半額。確率は12/36。
- 出た目の合計が奇数であればメガハイボールをそのまま注文。確率は18/36。
50%の確率でメガハイボール注文になるか、50%の確率でお得にハイボールを飲めるのかという、サイコロを使ったゲームです。
チンチロリンハイボールで有名なのが「串カツ田中」で、こりゃ面白いわいと、当店でも導入しようと考えました。
しかしここで当店特有の大きな問題が一つ発生。
当店、セルフ飲み放題という、お客さんがドリンクスペースにて自分で自分の飲み物を注文するスタイルを取っていまして。
単品ハイボールが半額になるとか、無料になるとか、そもそもそんな概念を持ち出せないシステムになっているんですよ。
しかしチンチロリンシステムをどうにかして当店に取り入れたい。
ということで考えました。
焼き鳥をチンチロリンの対象にしようじゃないか、と。
つまり以下のようになります。
- サイコロを2個振って、1と1のゾロ目であれば焼き鳥4本が無料。確率は1/36。
- 2ー6のゾロ目であれば焼き鳥2本が無料。確率は5/36。
- 出た目の合計が偶数であれば焼き鳥2本が半額。確率は12/36。
- 出た目の合計が奇数であれば焼き鳥4本をそのまま注文。確率は18/36。
しかし、焼き鳥を焼くのってまあ普通に考えて時間がかかるので提供が遅くなります。
また、厨房の焼き台にも限度があるので、同時に、かつ大量にチンチロリンが行われると焼き台がパンクするわけです。
punk rock is my life
なので、焼き鳥ではない商品を選択する必要があるわけですね。
そこで白羽の矢が立ったのが「あげかわ」串。
このあげかわ串ですが、調理方法としてはフライヤーで揚げて、タレに絡めて、スパイスを振るだけなんですよ。
しかもスナック感覚で食べられる軽い商品なので、チンチロリンにはもってこいだったわけです。
そして出来た当店特有のチンチロリンメニューが以下となります。

2本、4本、6本で選べるシステムにしました。
それ以外の倍率については正直に言いますと「串カツ田中」を丸パクリですね、真似てなんぼの世界です。
このチンチロリン、何が良いかって、例えばそもそもあげかわを4本注文したいなって考えているグループがあるとするじゃないですか。
その場合は2本でチンチロリンのチャレンジをすればいいわけです。
1のゾロ目が出たら注文したかった4本が無料になるし、他のゾロ目でも2本が無料に、偶数が出れば2本が半額になるし、たとえ奇数だとしても正規の料金で4本を注文すれば良いだけです。
4本食べたかったけど2本になった場合でも、チャレンジ枠は2回あるので、再度挑戦すれば良いだけ。
お客さんにとってはお得しかないんですよ、たぶん。
期待値の計算は、私あまり頭がよくないのでわかりませんが、お得しかない、たぶん。
というわけで、色々と試行錯誤しています。
今宵もサイコロを振る音が響きそうですね。
北見にお越しの際は、当店「かまくら番長」へ是非お越しください。
現場からは以上です。