これはAIとの会話をベースに私がちょっと変えたり付け足したりしているだけの文章です。
2020年に「受動喫煙防止法」が全面施行されてから、もう5年。
全国の飲食店では原則屋内禁煙、喫煙者と非喫煙者を分ける“分煙”が求められています。
言ってしまえば、「子どもの健康を守る」ための法律。
その理念に文句を言う人はいません。
……が、現場にいると話はそう単純じゃない。
ここは北海道の片隅、人口減少まっしぐらの地方都市・北見市。なんなら財政難ですが何か問題でも？
今日もカウンターの奥では、焼き鳥の煙と人間の本音が混ざり合っている。
「グレーゾーン」で営業を続ける小さな居酒屋の現実を、少しだけ話してみたいと思います。
法律の理想と現場のギャップ
まず結論から言うと、
「喫煙できる店に子どもを入れたらアウト」です。
たとえ親がOKでも、数分でも、子どもがその空間にいるだけで違法。
でも現実は、そんなに綺麗に割り切れません。
当店は喫煙可能店ですが「子どもを連れてお店に行っても大丈夫ですか？」という予約電話、今も普通にあります。
当店は低価格帯の焼き鳥屋なので「喫煙可能店だとしても子供と一緒に息抜きがてら外食したい家庭」もあるんです。
それを「違法です」の一言で切り捨てるのが、果たして“正しい”のか。
現場にいると、いつも胸の中でもやもやがくすぶります。そんな事を考えていると目の前の焼鳥が焦げました。
地方の居酒屋が抱える現実
店内で喫煙スペースを分けようとしたら、仕切りや換気設備を入れるのに何十万円。
東京なら回収できても、北見じゃ到底無理。
だから苦肉の策でこうなる。
「時間帯で喫煙OKを切り替える」「換気扇を全開で回す」「仕切りを仮設する」「煙で見えなかったことにする」
はい、グレーゾーンの完成です。
もちろん完全な分煙じゃない。
でもその場所は、親がホッとできる数少ない居場所である可能性がある。
子どもが「社会の空気」を少しだけ感じられる場所になる可能性がある。
そう思うと、煙の向こうに見える家族の笑顔を簡単には消せません。
数字が示さない“現場の温度”
厚労省の調査によると、全国の飲食店の約74％が「全面禁煙」。
喫煙専用室のある店はわずか9.7％。
データだけ見れば「禁煙社会」が進んでいるように見えます。
でもね、その裏側にはまだ“煙の残る現場”があります。
100㎡以下・資本金5,000万円以下の小規模店には猶予措置があり、
その枠を使って「半ば喫煙可」で営業している店も多い。
地方じゃ、そういう店こそ人が集まる。
“違法に近い”と言われればそうだけど、
実際には“人の居場所”になってる。
その地方の温度感は統計じゃ測れません。
喫煙と家族、そして「居場所」というテーマ
副流煙が健康に悪いのは百も承知です。
でも、仕事を終えた親が子どもと一緒に焼き鳥を食べて笑ってるその光景は確かにある。しかし受け入れた店側は「はい法律違反即逮捕！」って。
店の隅では、子どもが店舗備品のサイコロを振って大笑い。
親は一日の疲れを焼酎で流す。
その数十分だけでも、家庭の延長線みたいな時間が流れるんです。
灰色？ ええ、灰色です。
でも、灰色の中にこそ“人の暮らし”がある。
それが現場で生きる僕らの正直な実感です。
法律と暮らしの「狭間」で
今も全国的に規制は強化され続けています。
喫煙できる店は確実に減っている。
でも“完全な白”か“真っ黒”かで割り切れない現実が、地方には残っているんです。
店を続けるために、法律の網目をくぐりながらも、
「誰かの居場所を守りたい」と思っている人たちがいる。
その店は「煙の場」じゃなくて、 “暮らしをつなぐ場”でもあるから。
「法」と「生活」の中間で生きる店たちへ
受動喫煙防止法は立派な法律です。
でも地方の現場で生きていると、
「健康」と「幸福」が、時に真逆の方向にあると感じることがあります。
法律を破る気なんてない。
けど、子どもの笑顔を見れば、
今日も暖簾を出す理由はそれだけで十分なんです。
灰色の中でも、人は生きている。
そんな現実を、もう少しだけ分かってもらえたら嬉しいです。
逮捕しないでください。
現場からは以上です。
