商品価格の掲載方法変更についての話

この度、各商品価格は当店webサイト上から閲覧できるように変更しました。

今後は、卓上メニューやwebページの所々に記載されているQRコードから、当店のメニュー価格ページを開いていただく形になります。

逆を言うと他者webサイトや店内メニューには商品価格を記載しない事としました。

まわりくどくて面倒くせー!とお思いの大勢の方に向けて、なぜこのような回りくどくて面倒くせー事をするに至ったかの顛末をこの場を借りて説明させてください。

目まぐるしく高騰していく物価

皆さんもご周知の通り、やれ感染症だ、やれ戦争だなどと言いながら、気づけばありとあらゆるモノが高騰しています。

私たち飲食店は、近所のスーパーや、卸業者、農家やネットなど様々な場所から仕入れをし、それらを加工調理し販売しています。

様々な場所からより良く、より安い商品を仕入れるために日々目を凝らしているのですが、仕入れ先が多くなればなるほど、目が行き届かなくなったりするものです。実際私がそうなんですが。

そしてある時、飲食店として見なければいけない原価率という数字をチェックしていたわけなのですが、そこで衝撃の事実が判明したのです。それは

原価率が100%を超えている商品がある

ウッソぉーーーー!

「笑」じゃねーーー!

どういう事かと言いますと、例えば100円で仕入れたものを90円とかで売っている状態です笑

つまり、1個売れるたびに我々は10円の赤字をぶっこいている状態ですね!

もう死にたい。

全ての商品が原価率100%オーバーな事はもちろん無いのですが、一部商品は原価100%を超え、その他の商品も70%〜90%のものがあったりしておったまげですよ。

慈善事業じゃないんだから、きちんと利益を上げないといけないんだから!

まずは日々上振れていく仕入れ値に合わせて価格を調整しなくちゃあならんと思い、当店webページにて商品価格を掲載する事としました。

煩雑なwebページ更新や卓上メニューの刷新

そこで出てくるのが、メニュー表の差し替え業務や、各webページの内容更新なんですね。

例えば苦渋の決断によりからあげの値段を30円上げた時にどのような業務が私に降りかかってくるのかと言いますと。

  • イラストレーターでメニュー表のからあげの金額を変更
  • メニュー表を印刷
  • メニュー表をラミネート
  • メニュー表を差し替え
  • 各webページの金額更新

そんな事くらいやれよと言われればそれまでなんですけど、結構時間取られる上に、印刷代とかもかかったりするんですよね。

価格を抑えようと4個入りの商品を3個にしようとしたら、それはそれで写真撮影、画像加工という工程もブリブリ入り込んでくるし。

これらの作業が月に1回とかならまだ許せるかもしれませんが、どのタイミングでどの商品が高騰するかなんて私がわかるわけもないですし、実際物価は待ったなしの乱高下(下がってはいない)ですよ。

メニューの更新作業が億劫だからと放置していれば自分の首が絞まるし。

そういった事情があり、回りくどくて面倒くさくはありますが、商品価格の表示は当店サイトの価格ページでのみ行う事としたのです。

いや本当にサーセン。

お弁当やランチにQRを導入する可能性も

私が抱えているこの問題は何も居酒屋の時間帯のみの話ではなくてですね。

現在、いろいろな会社や各家庭にお弁当を配達したり、はたまた店内でご飯お代わり自由のランチ営業をしたりしているのですが、それらの業務にもQRシステムを導入するかもしれません。

いやそれは面倒くさいよー!

わかる、その気持ちわかります。

が、今後真面目にそうなるかもしれません。

チラシの印刷代も高いし、それを配るにもお金かかるんだよなー。

導入時は違和感があるでしょうが、是非ともそういう流れになっていけばと考えていますし、QRで価格を確認することが日常となれば、浮いた経費で価格を抑えられますんでね。

ちょっと考えて見てくださいよだんなぁ。

現場からは以上です。

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