
T:あぁー、かまくら番長のカウンターで勤務終わりに酒飲めるの嬉しいなぁ
T:ポテトのソースが無駄に3種類あるのも、勤務終わりの特権ってもんだよなぁ
T:いつまでもこの至福の時が続けばいいなぁ

G:どうも!一人なんだけどやってる!?
G:この店やってる!?一人なんだけどやってんのぉ!?
G:奥の席行っちゃうよぉ??

ドガァァン!!!
カウンターのTと、奥へ行こうとする新規客のGが通り道でぶつかってしまったのだ。
G:おい、邪魔くさいぞぉにいちゃんヨォ、ああ?
ぶつかって来たGに無言で圧をかけるT。
そう、実はTは裏社会を仕切る闇社会のボス、アジアを仕切るマフィア、そしてかまくら番長のアルバイトと言う異色の男だったのだ。

G:すみませんでしたぁ!!まさかあなたがそんなやばい奴だったなんて!!
土下座を決め込んでなんとか○されないようにするGであるが、どうしても納得できないないの部分がある。
G:しかし、、しかしですよ旦那ぁ?

G:この奥への通り道、なんだか狭すぎやしませんかねぇ!!
G:こんなの、、こんなのって、客同士ぶつかれって言っているようなもんじゃないですかぁぁ!!
G:僕に選択肢はあったんですか!?
G:全てはこの店のレイアウトが悪いじゃないですかぁ!!
自分の責任ではない、ぶつかってしまうのは店の責任であるとGは言います。
このままでは無実の男が権力によって○される。

K:まあまあ、落ち着いてくださいよ。
K:ボスとハゲはまず落ち着く、酒場ではそう相場が決まっていますよ
そう言って収束への道筋を提案したK。
なんとこの酔っぱらい、裏社会の裏つまり表社会のボスを夢見て、アジアを仕切ったマフィアのような風格でありながら、実はかまくら番長のアルバイトリーダーと言う異色の男だったのだ。
K:やり場のない感情を、考えなしに人に向けてはいけない
K:当事者同士で解決法を模索していこうよ
人と人との争いを無くすKの提案とは

K:この冷蔵庫みたいなのを移動しちゃいましょうか!!
K:ここにいるみんなで移動しちゃいましょうよ!?
K:これ平和!ピースって言わないやついる!?
やばい奴の仲裁により、なんとか○なずに済んだG。
G:さすがKさん!じゃあこの冷蔵庫みたいな物体を向こうの、、どっか向こうへ移動しましょうよ!
G:Tさん、先ほどはこの店のレイアウト、強いてはKのせいであなたにぶつかってしまいまして、本当にすみません!
G:せっかくなので一緒に移動、、しませんか、、?
G:Tさん、、一緒に、、

T:さっきはごめんな、ちょっと怒っちまった
T:お前とKの熱い気持ちはわかった
T:一緒にアジアを制しようじゃないか
G:あざす!さっせーん!あっざーす!!

かくして同盟は結ばれた。
原因は人ではなく、店の物の配置にあったのだと。
人と人がぶつかる原因は通路の狭さ、狭くさせている冷蔵庫みたいな物体を3人で移動させれば良い。
そんな単純な事に気づいた3人は早速作業に取り掛かった。
問題に気づき、全員で動く。
お互いにとって尊い経験であった。

T:えっほ、えっほ
K:えっほ、えっほ

T:冷蔵、、こ?みたいなのの上のこの、、棚?みたいなの外した方が良くない!
K:確かにそうだね。た、、な、、?みたいなのを外すと、れいぞ、、う、こ?も動かしやすくなるわ!

T:下持った方がいいか?
K:下ってどっち?上のこと?
T:いくぞ
セぇのぉ!!!
、、
、、、、、、
、、、、、、、、、、、

悪いこと考えてる奴らって、基本考え方のベクトルは同じなようだ。
一度同盟を組んでしまえば、れい、、ぞ、うこ?みたいなものも協力して簡単に運べてしまう事が証明されました。
彼らはまた闇の世界での取引を継続するのだと思う。
今回、結果、、、

通れる!!!
Tさん通れますよ!!!
と言う事で、カウンターの後ろ通りづらくてムカついた問題は解決しました。
TさんKさんありがとうございます。
現場からは以上です。