目標としては、ショートカットでその日の天気や気温を取得し、例えば「17時時点での現在地の気温が何℃以上」であった時、あらかじめ複数行に入力しておいたスプレッドシートの「サービス内容文」をショートカットで抽出し、X(旧ツイッター)等のSNSに自動投稿したい、です。
当方居酒屋ですが、気温に応じていちいちサービス内容を考えて投稿するといった手間を極力省きたいという自堕落な考えに基づいています。
まずはタイトルの通り「ショートカットアプリでスプレッドシートからテキストデータをランダムで抽出する」というところから始めます。
参照元となるスプレッドシートをweb公開する
まずはスプレッドシートに抽出したいテキストを入力しましょう。

適当な文章を5行目まで入力しましたが、今後ここには当店があらかじめ考えたサービス内容(例え:今日はめちゃくちゃ暑いのでドリンク1杯無料!)が入る予定です。
入力が終わったらファイル→共有→ウェブに公開の順に進みます。

私はシート1しか使わないので、ドキュメント全体→シート1へ変更、また、csv形式でweb公開しなくてはいけないので、ウェブページ→カンマ区切り形式(.csv)へ変更して「公開する」をクリックします。
よろしいですか?と聞かれるのでOK。すると、最後に=csvで終わるリンクが出てくるので、どっかにコピーでもしておきましょう。スプレッドシート側の作業は以上です。
URLにcsvファイルのurlをペーストする
まずはショートカットアプリを開きましょう。下のようなアイコンのやつ。iphoneに入ってなければインストールしてください。

一番右上に選択 +があるので+をタップして新規ショートカットを作成します。ここに色々とアクションを入れていきます。

まずはアクションを検索欄があるので、そこにurlと入力すると、urlに関するアクションの候補が出てくるのでURLを選択。
iphoneまたはipadで先ほどのweb公開済みcsvファイルのリンクをコピーした状態で、灰色のapple.comの部分をタップするとペースト 自動入力と出るので、コピーしていたurlをペーストします。
これでショートカットアプリからweb公開済みのスプレッドシートを読み込む準備ができました。
スプレッドシートの内容を取得して表示させる
ファイルを読み込む準備ができたので、実際にテキストの内容を取得します。
先ほどと同じく、アクションを検索欄にurlと入れるとURLの内容を取得というアクションが出てきますのでそれをタップ。
すると先ほどのcsvのurlと今のアクションが紐づいたかと思います。この状態で右下の▶︎(再生ボタンみたいなもの)をタップすると、参照元URL→URLの内容を取得までの流れを動かすことができます。
接続を許可しますか?と聞かれるので許可してください。

取得結果が表示されれば成功です。
スプレッドシートの各行のテキストを分割して1行ずつ抽出する
全部の行のテキストが読み込まれてしまっているので、分割して1行分のテキストを抽出します。
アクション検索欄にテキストと入力すると、先ほどと同様に色々なアクション候補が出てくるので、その中からテキストを分割を選択します。
xxxxをxxxxで分割という選択肢になるので、URLの内容を改行で分割に変更します。
この作業により、読み込んだ5行の文章を改行で5つに分割できました。

右下の▶︎をタップしてみましょう。
先ほどは全てを読み込んでいましたが、シート内のテキストを改行で分割させたことにより、一番上のテキストのみが表示されるようになってるはずです。
分割されたテキストをランダムに抽出する
このままだと1行目のテキストしか読み込めないので、シート内の改行された複数のテキストからランダムに1行抽出します。
アクション検索からリストと入力すると候補にリストから項目を取得と出るのでタップ。
xxxxからxxxxを取得という選択肢になるので、テキストを分割からランダム項目を取得に変更します。
そろそろうまく行かない方がいるかもしれないのですが、今のところアクションとしてはURL→URLの内容を取得→テキストを分割→リストから項目を取得です。
現在のxxxxからの部分はURL、URL取得、テキスト分割から引っ張ってくる流れになっているので、最初の選択肢はURL、URLの内容、テキストを分割となりますが、最後に紐づいたテキストを分割を選択します。

この状態で右下の▶︎で再生すると、スプレッドシート内の改行で分割されたテキストからランダムで抽出したのちに表示されるようになります。
りんごしか出てきませんでしたが、ゴリラ系の文章が出てきました。試しに▶︎をもう一度押してみると違う文章が出力されるかと思います。1/5なので同じ文章が出てくる可能性はありますが、5行の中からランダムに選択され表示されるかと思います。
まとめ
スプレッドシート内の複数行のテキストをショートカット内に取り込むところまではできました。
今回は5行でしたが、別に100行でも良いですし、超長文でも問題はないです。
最終的には、抽出したサービス内容を含んだ文章をsnsに半自動的に投稿することであり、現状ではまだ先は遠いのですが、段階を踏んでやっていきたいと思います。
それによって、フォロワー0からのアカウントがどれくらい成長するのかも同時に見ていきたいと思います。
現場からは以上です。
一番観られてる動画は以下。死ぬ前に登録してください。