ショートカットで取得した気温の結果でアクションを分岐させる方法

目標としては、ショートカットでその日の天気や気温を取得し、例えば「17時時点での現在地の気温が何℃以上」であった時、あらかじめ複数行に入力しておいたスプレッドシートの「サービス内容文」をショートカットで抽出し、X(旧ツイッター)等のSNSに自動投稿、また、情報を共有するために同時に同じ内容をスタッフにLINEで通知する、です。

第一回 ショートカットアプリでスプレッドシートからテキストデータをランダムで抽出する方法

第二回 ショートカットでスプレッドシートから抽出したテキストを任意の位置で改行しXを開く方法

第三回 ショートカットの抽出テキストのX自動投稿とLINE自動送信を同時に行う方法

今回は天気(気温)を取得して、気温次第でアクションを起こすかどうかの分岐を作ります。

現在地の気温を取得して結果で分岐させる

前回作ったものとは別に、練習として新規ショートカットで作っていきます。

天気と入力して現在の天気を取得をタップしましょう。すると自動で現在地の現在の天気を取得と表示されます。再生▶︎を押すと天気と気温が表示されます。

次にアクション検索欄をタップし、すぐ下のスクリプティングをタップすると、制御フローの項目の中にIf文があるので選択。日付の部分をタップして気温に変更します。

例えば現在気温が20℃以上であればアクションを起こしたい場合であれば、数字の部分に20と入力し、が次と等しいの部分をが次よりも大きいか等しいに変更します。この部分はご自身に合わせて自由にカスタマイズできる部分です。

取得気温が設定気温以上だった場合のアクションを配置する

例えば、20℃以上の時に、自分のラインに「今日は暑いです」という文章を送信したいとします。

アクション検索欄にテキストと入力してテキストを配置、灰色のテキスト部分をタップして「今日は暑いです」と入力します。

次にアクションからLINEを選択してメッセージを送信をタップ、宛先にLINEでの自分の名前を手入力します。

20℃以上の時にこのアクションを起こすには、先ほど設定した気温が次よりも大きいか等しい20℃の場合の直下にテキストメッセージ送信を配置する必要があります。

まずはテキストをドラッグして移動させます。

テキストの配置が若干右寄りになっているのは、If文の中にちゃんとアクションが組み込まれているという意味なので問題はないです。メッセージ送信も同じくテキストの下に配置しましょう。再生▶︎を押すと指定されたメッセージがLINEに届きます。

取得気温が設定気温以下だった場合のアクションを配置する

設定気温以下だった時に、アクションを起こす必要がなければこれ以上何もしなくても大丈夫です。

以下だった場合、例えば「今日はそんなに暑くない」などのテキストをLINEで送信したい場合、先ほどと全く同じく、テキストメッセージ送信その他の場合の直下に配置するだけです。

アクションはコピペできますが、どれに紐づいているかを確認し、誤っているようであれば変数を一度消去して新たに紐づけてください。

前回作ったアクションの集合に分岐を組み込む

第一回〜第三回で作ったショートカット内のアクションは、一番最初がURL(スプレッドシートのcsvファイル取得)、一番最後がLINEメッセージを送信の合計9アクションの集合(A)となっています。

これらに気温による分岐を組み込ませるために、今作ったテキストメッセージの送信部分を(A)に置き換えます。

(A)を再度作るのは面倒なので、(A)に分岐を新たに配置していきます。

まずは現在の天気を取得をセットして先頭のURLの上にドラッグして移動、スクリプティングからIf文を選択して配置します。

条件の場合を天気の取得の下にドラッグして移動すると、勝手に紐づけられますので、先ほど同様に設定気温や以上未満等を編集します。

その他の場合If文の終了もついてきてしまうので、これら2つを一番下へ再度移動させるのですが、その他の場合If文の終了の下に来ることはできないので、その他の場合から移動させようとしてもうまくいきません。

まずはIf文の終了を一番下まで移動させます。そしてその他の場合を移動させようとすると何故か移動できないんですよ。何故だかはちょっとわかりませんが。

この場合、その他の場合の時にアクションが起動するようにIf文を編集しなおす必要が出てきます。

その他の場合を20℃以上としなくてはいけないので、If文が次よりも大きいか等しいの部分をが次より小さいへ変更します。

これにより、現在気温が19℃未満の時は何もアクションを起こさず、20℃以上で(A)が発動する分岐になりました。

LINEの宛先に送信しましたという通知が来て、完了をタップすると同じ文章が書かれたXの投稿画面へ遷移するはずです。

これである程度の形はできたかと思います。

現在は手動でアクションを開始していますが、次からは時間を指定して勝手に起動できるようにやっていきたいと思います。

現場からは以上です。

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