ラーメン修行の為に北海道北見から横浜へ(昼吉村家〜夜ラーメンあさが家編)

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少食な私が15時間の間に深夜ラーメン、深酒、就寝、朝ラーメンをこなして(1日目はこちら)(2日目前半はこちら)死にそうになりながら3杯目に突入します。

そう、私は北海道北見市で横浜家系ラーメンのようなものを当店かまくら番長で出すためのラーメン修行旅に来ています。

暑さと湿度で厳しい状況の中、我々室田、⚪︎田、小野チームの3名はなんとか吉村家130名最後列の4軍行列から計30名程度の1軍行列まで食い込むことができました。

代表待ちもしてませんし、ヘビースモーカーである私、タバコも一切吸っていません。

当初の待ち時間40分の看板と現実は違ったようで、吉村家に入店できたのは並び始めてから90分後となる13:30前後…辛くてもう覚えていません。

1軍行列最後尾に並んでいる最中、選ばれし1軍行列だと知らない新規客が我々3人の後ろに並び始めました。

その度に屋外在中の行列整理担当スタッフさんが淡々と「はーい奥の路地に行列の続きがあるのでそこで並んでくださーい」と地獄の路地裏100名待ちへ案内していました。真の地獄がここにあり。

10/16昼 ラーメンよりタバコ、折れる心

「吉村家は食べておくべき」という理由で90分並びましたが、正直行列慣れしていない田舎者にとって並びはしんどい。

入店後は2階席に案内されました。

6-7名座れるカウンターに小さなテーブル席が2つといった、こじんまりとした町中華のような2階席です。

ウォーターサーバーから水を注ぎ、テーブルに座っている室田さんと⚪︎田さんに水を渡した後は、自分の分を立て続けに2杯飲んでようやく着席。脱水症状になるかと思った。

まずは入店できてようやく我々は勝ち組です。

カウンター越しの厨房では白髪まじりのお姉様?2人が働いており、内1人はイチゴのショートケーキを食べていました。

豚骨ラーメンじゃなくてお姉様の食べかけイチゴショートケーキをくれ。

そんなことを考えていると、小学校の給食で使われていたような、1階から2階へラーメンを運ぶ専用エレベーターの扉が開き、我々の元にタバ、いや豚骨ラーメンが届いてしまいました。

3時間前に食べたばかりの豚骨醤油ラーメン。

うんうんコレコレと言う感じで頷きながら食べ進める2人。

遅れを取る私。

もしかしたら吉村家の豚骨醤油、美味しかったのかもしれません(記憶なし)。

短時間で同じ味を体に詰め込むって行為が自分の精神をここまで削ってくるのかと痛感しました。

「こっちは家の系統が違うから全然違う…」

「あっちの系統も食べたほうが小野の勉強になるのでは…」

「やっぱりあの店はバランス系だから行くべき…」

なんて事を2人が話していました。

ラーメンのプロ、この2人はすごいなぁ…

遅れを取り、スープも完飲できませんでしたがなんとか食べ終わり、3人で吉村家を退店しました。

ハンバーガー食べたいしポテト食べたい、アイスクリーム食べたいし縁石を枕にして横になりたい。

そして何よりタバコ吸いたい。

田舎者は飯食ったらすぐタバコ、それを許してくれないのが横濱家系ラーメン修行旅。

食べ終わったのは14:00とか14:30くらいでしょうか。

駅へ戻る途中、全員トイレの目的でラウンドワンに立ち寄り、私は2階にあった喫煙スペースへ直行しました。

震える指でタバコに火をつけ、もうここから出たくない、喫煙スペースに住みたいと思いました。

10/16夕方 高円寺でラーメン戦士達の小杉湯休息&かけつけ1杯

本日のメインイベントである、あさが家店長さんとの重要会合は17:30開始予定です。

阿佐ヶ谷方面に向かいたいところですが、体がキツくなってきているのも事実なので、直で向かわずにまずは高円寺へ行って銭湯に入り、体力を回復することにしました。

向かう先は小杉湯。調べてから行ったわけではありませんが、なんと昭和8年創業の老舗銭湯らしく、内装も外装もおしゃれに改装された趣のある建物。

日本語が話せない海外客と番頭のおばさんがガヤガヤとやりとりしているのを横目に、私と室田さんはタオルセットを買って脱衣所へ(⚪︎田さんは別件で一時離脱)

ラウンドワンでは大丈夫だったのですが、汚い話、ここでようやく便意が直撃したので脱衣所のトイレへ直行。

直行旅。ラーメン旅は直行旅です。

ラーメンだけ食べていると、3食後にうんこしたくなるという知見を得ました。

体を洗って風呂に向かいますが、入浴客が多く、立ちながらバブルを受ける風呂しか空いてなかった為仕方なくそこで入浴します。

目の前の浴槽の外国人とチラチラ目が合うのですが、あちらはあちらで私の髭の長さが気になっていたのでしょう。

待てども他の湯船が空きそうになかったのでさっさと出ました、たぶん風呂入っていた時間は5分くらいだったと思います。もったいない。

「もうあがんのかよ」って室田さんが言っていました。

銭湯のおかげで50%くらいまで体力が回復し、銭湯入り口で再度⚪︎田さんと合流します。

阿佐ヶ谷に行くにはまだ早かったので高円寺で1杯飲むことにしました。

店選びで散策していると、店頭で呼び込みをしているお兄さんに声をかけられました。

兄さん「1杯どうですかー?」

室田「1杯どうも何も看板準備中ってなってんじゃん」

兄さん「あ、ほんとだ、すんません!」

看板を準備中から営業中にすぐさま切り替えたお兄さん店に入店し、レモンサワーを2杯ずつ飲んでちょっとほろ酔い。

今だけは、今だけは豚骨醤油ラーメンよりレモンサワーが嬉しいですね。

10/16夜 降臨したレジェンドラーメンマスター

朝と昼のラーメンカロリーを消費しないといけないので、阿佐ヶ谷までは高架下を徒歩で移動することにしました。

阿佐ヶ谷駅前の屋外喫煙スペースが待ち合わせ場所らしく、3人で待っているとついにあさが家店長さんが到着。

「ラーメン作りよりまずヒゲを切れとか言われるかも知らんな」

「あさが家の店長さんはそういうところに厳しい男だからよ」

このように室田さんに脅されながら高架下を歩いてきたので、内心ビビりまくっています。

⚪︎田さんと室田さんはあさが家の常連で「どうもです〜お久しぶりです〜」とか挨拶していましたが、私は初対面なのでちょっと緊張しながら「今日はよろしくお願いします!」みたいな体育会系ノリで挨拶しました。

5分ほど歩き、店長さんが予約してくれていた串揚げ屋でようやく本日のメインイベント「ラーメン談義」開催です。

4人で酒を飲みながら、ここでは書けないようなラーメン作りのイロハを、店長さんが話せる範囲で教えてもらいました(全部はここでは書けない)

ラーメン屋なんて大変過ぎるからやらない方がいい、という結論に至りました。

ビビりまくっていましたが、(たぶん)すっかり打ち解ける事ができたので4人で2次会へ。

近場の居酒屋でラーメンと性の話で大いに盛り上がりました。男は性とラーメンの話が大好きなようです。

10/16深夜 あさが家にて横濱家系がなんたるかが開花した瞬間

店長さんはあさが家での勤務後に我々と合流していたので、今日はもう店に戻る必要はないとのこと。

我々3人も朝ラーメン、昼ラーメン、レモンサワー×2、夜串揚げ&飲み放題で、かなり胸いっぱいです。

予定表では〆ラーメンであさが家だったのですが、今日はもう無理しなくて良いかな?〆ラーメンはパスでいいかな?みたいな空気が飲んでる途中まで確実に流れていたんです。

店長さんも「酒飲んだ後にわざわざ店に戻りたくないわ!」的な事を言っていたはずなんですね。

なのに我々4人の足はなぜかあさが家方面へ向かっているのだから酒って怖い。

「せっかくここまで来たんだから行こうぜ小野よぉ」

室田さんと⚪︎田さんがそう言っていました。

22:30頃にあさが家に着いたのでしょうか(覚えてない)、外には10名ほどの行列ができていていました。

店長さんを見かけた厨房のスタッフさんが、どんぶりにスープを注ぎ、店長さんに渡して「今はこんな感じのスープです!」的な雰囲気で味見してもらっていました。

店長さんも「良い感じじゃない?」と。

ラーメン店のことは全然分かりませんが、スタッフさんと店長さんのやりとりを見て、しっかりしてる店だなぁと感心しました。

そして、ふらつきながら食券を買って着席、ラーメンが着丼、横浜に来て4杯目。今日だけで3杯目。

24時間で4杯目ともなると正直具合が悪くなってもおかしくないレベルなのですが、横濱ラーメンに私の舌が慣れてきたのか、酒を飲んだ後だからなのか、店長さんのラーメン話を聞いた後だからなのか。

不思議なことに〆のあさが家ラーメンは今までの3杯と違って美味しく感じられたんですよね。

田舎者の横濱家系ラーメン文明開花の瞬間です。

しかもトッピングサービスしてくれたんじゃないか?って後から室田さんが言っていて、本当かどうかは知りませんが、サービスしてくれていたのなら店長さんその時はありがとうございました!

うまい酒とうまい飯、私と店長さんを繋げてくれる仲間がいたおかげで、初対面の店長さんとも仲良くなれました。

店長さんは最後、我々をあさが家から駅まで送ってくれました。まじでありがとうございます。

なんなら家に泊まって行っても良いとまで言ってくれてました。

帰りの電車内で⚪︎田さんにひじとひざを触られまくりながら、帰路へ。⚪︎田さんは途中の駅で下車、室田さんと私は室田宅へ。

あと、どうでもいいけど都会は歩きすぎ。16000歩なんて北見にいたら歩きません。

満身創痍ですが超充実した2日目、翌日もまた3件のラーメン屋をハシゴする予定ですが、果たしてそれは叶うのか?

体重ですが、これだけ食べてるのに、室田宅で体重を測ってみるとなぜか減っていました。

ラーメンはダイエットに効果があるのかもしれません。

みなさん、横濱家系ラーメンは好きですか?

北見市に家系できたらどうですか?

続き(ラーメン修行の為に北海道北見から横浜へ(らーめん博物館六角家〜夜壱六家編))はまた今度、現場からは以上です。

250人しかいないXは以下です。

あと、youtubeもちょっとやってます。

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